あがり症で声が出なくなってしまうのを防ぐには?

あがり症で人前に出ると緊張して声が出なくなるのは硬直してしまうからで、全身の筋肉に現れる人もいれば上半身にだけ表れる人もいて、声帯が緊張で硬直すれば声を出すことが難しくなってどもってしまうこともあります。体の震えを止めようとして力が入り過ぎる場合もありますが、ほとんどの場合は精神的なことからくる硬直で、筋肉の緊張が強くなって声が出ない状態にならないよう防ぐためにはどんな取り組みを行っていけばよいのでしょうか。

人はだれでも緊張するもので体に備わった防御反応の一つですが、あがり症の人はいろいろ考えすぎてしまうことも原因となりより強く体に反応が表れやすくなってしまいます。失敗したくない気持ちを強く持ちすぎてしまうことや、落ち着けと考え過ぎることも良くない場合があります。心と体はつながっているものですから、ストレッチを行って物理的に筋肉の緊張を和らげると心も冷静になって落ち着いてくることがありますから、人前に出る前に肩回しをするか上半身を回すなどしてほぐしてみると良いでしょう。

緊張とともに呼吸が乱れてしまい酸素不足になることで声が出ない状態になることがあって、まさに頭が真っ白になってなにも考えられなくなって真っすぐに立っていることもできず、貧血に近いような反応が体に起きるのであれば酸素不足の可能性があります。あがり症の人は緊張のあまり呼吸するのも忘れる場合があって浅い呼吸を繰り返すことが多いので、意識的に深呼吸を行う必要があります。深呼吸を人の体は脈拍が落ち着くようにできているので、次第に緊張の緩和につなげることが可能です。

大勢の人の前に出る直前に深呼吸を行って脈拍を落ち着けてもいざ人前に立つとまたドキドキが早まってきてしまいますが、そんなときにも意識して深い呼吸を行うようにして行きます。ゆっくり話しつつ話の区切れの良いところで深呼吸を行うようにすれば乱れが起きにくくなって、声が出ない心配をする必要がなくなります。横隔膜の緊張がかかわって声が出ない状態の人は腹式呼吸を意識すると、横隔膜の動きが大きくなって弛緩させることが可能です。

手にものを持って話さなければならないときどうしても震えることが気になりがちですが緊張はだれでもするものなので震えることは気にしないようにするべきですし、一度ぎゅっとこぶしを握り締めてから緩める方法や、全身に力を入れてから緩めると筋肉が弛緩して震えにくくなってくれます。マイクや資料などを持つ手の震えがどうしても気になるときは体を動かしてオーバーリアクションで話すとよく、筋肉をほぐすことにつながりますし動いていると震えているか見ている人からは分からなくなるのでおすすめです。

準備不足だという気持ちがあると失敗するのではないかという気持ちが強まってしまいますから、あがり症の人は人前で話すとき話す内容については十分に準備を行うことが大切です。何度も練習するなどして意識しすぎるのも良くありませんから、人からよく見られようとか絶対に間違わないようにしようという気持ちは持たずに、失敗したり間違ったりするのが当たり前で今の自分の実力と考えると気持ちが楽になります。失敗した時にフォローしてもらうことができる人がいるならば、あがり症だということを伝えておいて頭が真っ白になっているときにフォローしてもらえるように頼んでおくとより安心できます。

経験を積むことで緊張しても筋肉が硬直して声が出ない症状まで至らなくなることがあって、人前に立つ経験は限られて学校であれば先生の質問に答える教科書を読むなどというとき、会社であればプレゼンを行うとき朝礼で一言話さなければならないときなどでしょう。しかしこういう場所こそが本番であり、別の機会で練習して経験を積んでおきたいという場合は話し方教室などを利用する方法があります。

話し方教室は人前で話すことについて基本から学べますし実戦経験も積むことができる場所であり、教室に通う生徒の人たちはうまく話せるようになりたいから通っているので、緊張で声が出ない状態になっても笑われる心配がありません。

カラオケを友達や先輩といって人前で歌うことはかなり度胸がつくことで、経験を積む良い機会であるともいえます。盛り上がって体を動かしていれば歌声がぶれていても体が緊張していて震えていてもわからないですし、周囲の人たちは自分の歌う曲決めを熱心にしていて意外とまともに聴いていないか見ていない場合も多いので、気軽に人前に立つことができる場所です。

声が出ないからと焦るのではなく全身をリラックスさせることを意識して筋肉を弛緩させる行動をとり、落ち着いて深呼吸を行うなどして防ぐことができれば、うまくできた経験を体も覚えてきてあがり症も緩和に向かう可能性があります。失敗するのは人間だから当たり前だという気持ちで、人前で話すときは取り組めるようにしましょう。

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